鑑定における出生時間の重要性について
占星術において、出生時刻は非常に重要で、分単位まで正確であると、とても助かります。
というのも、ホロスコープにおいて最も重要な感受点の1つである、アセンダントが、生まれた瞬間に決定されるからです。
★アセンダント
アセンダントとは、ある個人が誕生した時に、東の地平線を昇ってくる星座のことを言います。
別名「上昇宮」とも呼びます。
アセンダントの位置は、ホロスコープの持ち主(ネイティブ)の最もベースにある性質を決定します。
太陽・月よりも潜在的に備わっているものです。
地球から見た天は24時間を周期として日周運動をしてますから、上昇宮はほぼ2時間ごとに次の星座に移っていくことになります。
ちなみに、約4分でアセンダントの位置が1度動きます。
例えばサインの境界線付近にアセンダントがある場合、どちらのサインがネイティブのアセンダントサインなのか
判断がつきにくくなってきます。
なので正確であればある程、有難いというわけです。
皆様には、できるだけ母子手帳でご確認頂くことをお願いします。
ですが、様々な事情により、手帳がどうしても入手できないことも多く、お母様に大体の時間をきいてこられる方が多いです。
★ヌーンチャート
また、全く時間が分からない場合、お昼の12:00生まれとして扱います。
こうすると、実際の時間と比べてのズレを最小限にできるからです。
これをヌーンチャートと呼びます。
ヌーンチャートは、ソーラーサインチャートとするのが良いです。
★ソーラーサインチャート
ソーラーサインチャートとは、出生図の太陽のサインの0度をアセンダントの位置に持ってくる設定になっています。
(出生時間に関するおおまかな情報がある場合は、大体の仮の時刻のチャートを作ります。)
ソーラーサインチャートは、ハウスが読めないので小惑星を使用して、情報を増やすこともよい方法ですね。
★ソーラーサインチャート注意点
月は一日で約13度移動するので注意が必要です。
3日に一度は、朝と夜では月星座が違う日があります。
他の惑星に関しても、サインをまたぐ日に生まれたなら、注意が必要です。
特に太陽・水星・金星は、月に一回はサインを変えますよね。
惑星の星座を断定しないまま、読むのは難しいですけどね。
★レクティファイ
レクティファイという、出生時間限定の方法もあるのでそのサービスを
利用する方法もあります。